労災保険申込みNAVI

労災保険基礎知識

風邪をひいたりお腹が痛くなったとき、私たちは健康保険証を使って受診します。また調理をしていて火傷や切り傷を負った場合も健康保険で治療します。 この健康保険出来ないのが通勤途中の事故や、業務上の怪我や病気などです。これらを補償するのが労災保険(労働者災害補償保険)です。

労災保険の申込みは労働者を雇用するすべての事業主が強制となっており、保険料は会社が負担します。計算は労働者に支払う賃金総額に料率を掛けた金額で、事業主と労働者折半の雇用保険料と合わせて年3期で分納します。

ではどんな時給付されるのでしょうか。まず業務上の怪我や病気の時給付される療養補償給付、そして療養のため仕事が出来ない場合に支払われる休業補償給付があります。さらに労働者がなくなった場合には遺族補償年金、葬祭料が支給されます。

業務上の災害を補償する保険ですが、仕事の打ち合わせで飲酒、帰りに階段を踏み外して怪我した場合どうなるでしょう。判断が難しくなりますが、社員同士の打ち合わせか業務命令による接待かで違います。後者の方が認定されやすいということになります。これは労働基準監督署の判断になります。

労災保険には経営者など事業主は加入できませんが、業務により労働者同様の保護が必要な場合は一定の条件を満たせば加入できる労災保険特別加入制度があります。 この特別加入制度とは一人で建設業などに従事する一人親方や海外の発展途上国で技術指導をする海外派遣者が加入できる制度です。